2009年10月04日

電気

電気(でんき)とは、電荷の相互作用によって発生する物理現象の総称である。
電子や陽子などの素粒子固有の性質に由来する。古代より、摩擦した琥珀(こはく)に物が吸い寄せられるなどの電気現象が知られており、物質にはこのような性質を持つものと持たないものがあるということがわかっていた。

物理学により、これらの現象(電気)は、定量化することができ、また保存されるということがわかった。電気の現象を研究する物理学の分野は電磁気学と呼ばれている。電気が多量にあると思われる場合や逆に少量しかない場合に応じて、物が吸い寄せられるなどの電気現象にその程度の相違が観察されたり、雷の火花の大きさの程度により、電気にも水量と同様にその嵩があるとして、電気の嵩の多少を示す量として電気の量、即ち「電気量」というものが考えられている。これに対して「電荷」とは「電気量」の多少を特に問わずに電気が存在しさえすれば足りる時に「電荷」があるなどといい、「電気量」とは少し、視点が異なり、電荷量とは言わないことが多い。
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電気は正と負の二種類がある。正と正または負と負に帯電した物体同士は反発し合い、正と負に帯電した物体同士は引き合う。その引力あるいは斥力の強さはクーロンの法則により計算することができる。また、これにより「電気量」の単位を決めることもできる。

2009年09月27日

社会学

社会学(しゃかいがく)は、社会現象の実態や、現象の起こる原因に関するメカニズム(因果関係)を解明するための学問である。その研究対象は、行為、行動、相互作用といったミクロレベルのものから、家族、コミュニティなどの集団、組織、さらには、社会構造やその変動(社会変動)などマクロレベルに及ぶものまでさまざまである。思想史的に言えば、「同時代(史)を把握する認識・概念(コンセプト)」を作り出そうとする学問である。

社会学([仏] sociologie = [羅] socius + [希] logos)なる用語は、フランス革命後の混乱と動乱に満ちた初期近代フランスを生きたオーギュスト・コントによって作られた。コントは、当時の産業主義と合理主義を背景として、社会学とは、「秩序と進歩」に寄与する「社会物理学」であって、歴史学、心理学、経済学を統合する実証主義的な科学的研究でなければならないとした。

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このコントの思想は、その師であるサン・シモンに遡る。サン・シモンは、自然科学の方法を用いて社会的世界を全体的かつ統一的に説明する「社会生理学」の樹立を企てた。このなかで、サン・シモンは、フランス革命後の新社会の秩序を捉えるべく、その社会変動の流れを「産業主義」として提示した。ここからコントはさらに、近代社会の構成原理として実証主義を提示し、産業ではなく科学をその中心に据えることになった。そしてその中心に社会学を位置づけたのである。

コントらの発想は、ジョン・スチュアート・ミル、ハーバート・スペンサーなどに受け継がれ、実証主義の体系化がはかられていった。

2009年09月17日

国体思想前史

国体は正字体では「國體」と書き、古くから漢籍に見える。「国体」の文字は『管子』君子篇では「国を組織する骨子」の意味で、『春秋穀梁伝』では「国を支える器」の意味で用いられている。古代日本でも『出雲国造神賀詞』に「国体」と書いて「クニカタ」と読む言葉があり「国の様子」を意味している。

国家観の意味で「国体」の語が用いられるようになったのは江戸後期以降であるが、それ以前にも国体の萌芽となる思想はあらわれていた。そのひとつは、日本を神々の国であるとする神国思想、もうひとつは皇位の血統性を強調する皇国思想である。
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『古事記』・『日本書紀』は、日本の国家と天皇の由来を語りおこしており、それ自体が神国思想といえる。一方、皇位の血統的連続性を直接明言する記述は意外に少なく『日本書紀』の一書(別伝)に天壌無窮の神勅がみられる程度である。これは、天皇の先祖が高天原から降下したという天孫降臨において、天降りする孫に天照大神が与えたとされる言葉である。皇位の栄えは天地とともに無限であろう、と言祝(ことほ)ぐ。昭和戦前期に強調された言葉ではあるが、『日本書紀』の本文では採用されておらず、編纂時に強調されていなかったようである。ただし、『古事記』・『日本書紀』はその全体が、皇統の系譜を叙述の規範としており、皇位の血統的連続性いわゆる万世一系を前提とした史書である。

2009年09月03日

軽度のう蝕であれば

軽度のう蝕であれば、自然治癒することもあるが、一定水準以上まで進行したう蝕により失われた歯の構造は再生しない。しかしながら、治療によりう蝕の進行を止め、歯を保存し、合併症を防ぐことができる。

治療はまず、う蝕部位の歯質を切削し、その後歯科修復材料で形態を修復する。切削時に痛みが伴うと予測される場合は、局所麻酔を使用する。使用する歯科修復材料はう蝕の部位や患者の希望等によりコンポジットレジンや充填用セメント、インレー、アマルガムなどから決める。また審美的理由や耐久性といった理由からハイブリッドセラミックスといった健康保険制度が適用できない素材を用いることもある。

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ポーセレンやコンポジットレジンは天然歯と外観が似ているため、前歯に用いられることが多い。奥歯は咬合圧が強い等の理由により、インレー(つめもの)やアマルガムが使われることが多い。アマルガムは水銀の使用に対する問題により、日本では使用が減ってきているが、安価で機械的強さがあることから一般的に使われている国もある。

う蝕が広範囲の場合、クラウンにすることが多い。これはう蝕部位を切削した後、残った歯に上からかぶせる物で、金、ポーセレン、陶材焼付合金等が使われる。クラウンを作成するにはある程度の日数を要するが、直接つめることができるハイブリッドセラミクスを用いる方法もある。

2009年08月19日

一般固定電話からの手動接続の場合

逓信省が1934年から始めたサービスである。
国際電話会社の手動接続受付窓口(KDDI:0051)に電話し、相手方の番号を申し出てかけてもらう「交換台経由接続」となる。誰が応答してもよい場合に使い、繋がった瞬間から課金される番号通話、番号に加えて話したい相手を指定し、相手が不在の場合には課金されない指名通話、通話料金を相手払いとする扱いで、交換手が相手に料金負担の承諾を確認してから繋ぐコレクトコール(料金着信者負担通話)がある。

2008年7月28日 - KDDIは手動接続受付(0051)を2010年3月末に廃止すると発表。利用者の激減が理由。KDDIがサービスを終了したことで、大手の国際電話会社でオペレータ通話を取扱う会社は国内で皆無となる。

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国際電話各社、国際電話を通話した直後に、直前に架けた通話の通話時間と割引サービス適用前の料金を通知するサービスがある。 これは、比較的高い国際電話の料金をすぐに知ることができるサービスである。 専用の認識番号の後に、相手先の電話番号を回すと、通話が終了した直後に電話会社から折り返しコールバックがあり、自動音声で知ることが出来る。通常は特別な利用料は掛からず、割引サービスも適用される。(国内電話のNTT100番通話に相当する)

KDDI:0052+国番号+相手先の電話番号、ソフトバンクテレコム:0062+国番号+相手先の電話番号、NTTコミュニケーションズ:00347+国番号+相手先の電話番号

2009年08月07日

ハンセン病療養所およびコロニーにおける通貨

かつて世界各地のハンセン病療養所やコロニーにおいて、種々の目的のために(ハンセン病隔離施設の場合、菌を伝染させないためや、患者を隔離するためとして)通貨(主に貨幣)が発行された。その後、必要性がなくなって廃止された。

コロンビアの1901年の貨幣が、年号が入っているものの最古である。また、同国の一部であったものの1904年より米国が租借し統治したパナマ運河地帯において、その太平洋側の僻地のコロニーで、1919年に使用開始になった米国造幣局製の特殊貨幣が存在した。

フィリピンのハンセン病のコロニー・クリオン島においては、1913年以来マニラで鋳造された特殊貨幣が使用された。
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特殊貨幣の多くは国家が作ったが、療養所が作ったところもある。日本においては、多磨全生園など療養所が作った。患者入所時に強制的に一般の通貨はこの特殊通貨に換えさせられた。貨幣が一般的であるが、紙幣もあり、その場合は通し番号がついた。クーポン券といってもいい場合もあり、プラスチック製もあった。多磨全生園の場合、貨幣の製造は徽章などを製造する所に発注した。日本の療養所の一部では、通帳を併用し、貧困者への小遣いなど与えるなどの政策に利用したところもある。

2009年07月28日

東京復活大聖堂教会(ニコライ堂)では

東京復活大聖堂教会(ニコライ堂)では、ニコライ堂での結婚式を希望する事がきっかけとなり、洗礼前の勉強期間[13]を経て正教会の洗礼を受けて信徒となり、その上で婚配機密を受けるカップルも珍しく無い。

戴冠が行われ聖歌が多用される事にみられるように、正教会における婚配機密は大変華やかである。

聖堂入り口に近い所で行われる聘定式(へいていしき・指輪の交換が行われる)と、聖堂中央で行われる戴冠礼儀とで構成される。戴冠礼儀の直前にあたって新郎新婦に対し、他の相手との約束は無いかといった質問が司祭からなされるが、婚配機密のより重要な部分は、新郎新婦の戴冠・葡萄酒を飲み交わすこと(三々九度の杯)・聖堂中央の台案(イコン等を置く台)の周りを廻ること、などと捉えられている。
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戴冠は夫婦が今後ハリステアニン(クリスチャンのロシア語読み)としての生活の王となって夫婦揃って自らの生活を共同して支配していく事を表し、聖体礼儀に由来する形式である葡萄酒を飲み交わす行為は夫婦が聖体礼儀に示されたハリストス(キリストのギリシャ語読み)を中心にした生活を行う事を表し、聖堂中央のイコンの載せられた台案を廻るのは信仰を中心にして楽しい時も苦難の時も共に歩む事を表すものである。

2009年07月13日

地方組織

職場、居住地域、学園などに、3人以上の党員で「支部」を形成(労働運動、女性運動などの専従者・役員は支部の代わりに「グループ」を形成)。かつて「支部」は「細胞」と呼ばれていた。支部は「党の基礎組織」とし、支部 - 地区 - 都道府県 - 中央の形で縦割りに組織している。各級は党会議あるいは総会により、指導機関である「委員会」(支部は「支部長」の場合もある)を選出する。

「支部」は、企業・団体内につくられるもの(職場支部、労組グループ、婦人運動グループなど)から、市町村などの区域内をいくつかにわけた各地単位(地域支部、居住支部)、大学などに通う学生単位(学園支部)、更には階層ごとに組織されるもの(青年支部[9]、複数の学校にまたがる学生支部など)など、様々な形態で存在する。居住地域の「支部」は、他の政党には見られないきめ細かさで、都市部では比較的身近に存在し、議員主体の政党でない同党の特徴と言える。
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「地区」は、東京都23区では特別区単位で存在し、人口と党員の少ない地域では、県を2?3つにわけた程度の広範囲の名称を冠する「地区」も存在する。
トヨタ自動車や東京大学など多くの党員を抱える職場・学園、一つの市町村区域内に2つ以上の支部がある場合、地方議員を抱える場合などに補助機関として「委員会」が組織されている(党規約[10][11]など)。

2009年06月30日

鄧小平や劉少奇などの同調者に対しては

実権派(「走資派」とも呼ばれた)と目された鄧小平や劉少奇などの同調者に対しては、徹底的な中傷キャンペーンが行われた。

批判の対象とされた人々には自己批判が強要され、「批闘大会」と呼ばれる吊し上げが日常的に行われた。実権派とされた者は三角帽子をかぶらされ町を引き回されるなどした。吊し上げ・暴行を受けた多くの著名な文人名士、例えば、老舎、傅雷、翦伯賛、呉晗、儲安平などは自ら命を断った。
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文化大革命中、各地で大量の殺戮が行われ、その犠牲者の合計数は数百万人から1000万人以上ともいわれている。またマルクス主義に基づいて宗教が徹底的に否定され、教会や寺院・宗教的な文化財が破壊された。特にチベットではその影響が大きく、仏像が溶かされたり僧侶が投獄・殺害されたりした。

内モンゴル自治区においても権力闘争に起因し多くの幹部・一般人を弾圧、死に追いやった内モンゴル人民党事件が起こったほか、旧貴族階級などの指導階級を徹底的に殺戮した。

毛沢東の1927年に述べた「革命とは食事に客を招くことではなく、上品で温順でつつましやかなものではない。革命は暴動だ。一階級がもう一つの階級を打ち倒す暴力なのである」という言葉がスローガンとなって多くの人々を動かし暴力に走った。だが、中華人民共和国政府はこの事に対する明確な説明あるいは謝罪を行っていない。(1996年 中国中央電視台で文革を反省する特別番組を放送している。)

2009年06月12日

精神分析学の基本概念

フロイトは自我という言葉を二つの意味に用いた。一つは人格の主体としての「私」(独: Ich)である。もう一つは、イド(独: Es)・自我・超自我という心的構造論のなかで、外的な現実に適応するシステムという意味であり、こちらは英語でegoと訳される。
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湯・山梨
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果実で美!
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自我理想 [編集]
フロイトは、自分が最も「こうありたい」と思う自己像(self image)を自我理想(ego ideal)と呼んだ。超自我と混同されやすいが、欲動に批判的で罪悪感を体験させる内在化された規範が超自我、この規範に一致し自分がこうあるべき姿として思い描く姿が自我理想とされる。自我理想が高いほど、人は苦しむ。自我理想の根源には自己愛がある。

自我境界 [編集]
フェダーンは、個々の体験のなかで自己の内と外を識別する境界線を自我境界(英: ego boundary)と呼んだ。自我境界は流動的であり、その体験が自我化されるかいなかによって規定され、たとえば統合失調症の自我障害は、この自我境界の引き方の障害であるとされる。
近年では、自我境界はさらに皮膚自我の機能の研究として新たな展開を遂げている。

自我・イド・超自我 [編集]
1923年、フロイトは『自我とエス』という心的構造論を発表し、そのなかで、人間の根源的な欲動を代表するイド(独: Es)と、欲動の満足に関して内的な規範としての機能を果たす超自我(英: super-ego)、さらに上記二つの葛藤を調整し、外界の現実に適応する機能を担う自我(英: ego)を定義した。

自己 [編集]
精神分析では、心の働きの主体としての自我(英: ego)と、日常的な経験で「自分」として意識される自己(英: self)を区別する。わかりやすいところでは、たとえば「自己愛」はあるが、「自我愛」とはあまり言わない。
コフートなど、自己愛の発達と病理を研究する流れは自己心理学と呼ばれる。ウィニコット、ラカンなど自己の認識の構造を研究する流れは、やがて鏡像段階論を生むこととなる。

自己愛 [編集]
フロイトは、よく知られるギリシャ神話のナルシサスから連想されるような根源的な一次的自己愛と、いちど発達してから退行することによって生じる二次的自己愛を区別した。のちにコフートの自己心理学では、人並み以上の自己愛を満たしていないと、すぐ傷ついて怒りを覚える自己愛性人格障害を研究した。

自己同一性 [編集]
自己がつねに一貫した存在であるという内的な体験を自己同一性(英: Identity)という。エリク・H・エリクソンが規定した自己同一性の定義には、自分による主観的な自己という意味だけではなく、身分証明書にたとえられるような社会や他者が承認する自己、すなわち客観的な現実性を持つ自己も含まれる。民族、家族、会社などどこかの集団に帰属する自己、「○○としての私」を統合するものは自我同一性(英: Ego Identity)と呼ばれる。